クレジットカードはお金を貸すことを前提として作るものなので、返済してくれるという信用がなければ成り立ちません。しかし、1人1人の信用は数値化出来るものではないので、判断が難しいという問題があります。そこで利用されているのが与信という仕組みです。その方の収入や返済実績などをデータとして保存し、信用に足るかどうかを金融機関は判断しています。
その内容は金融機関同士で共有されているので、ある金融機関の返済を怠ってしまうとそれが他の金融機関にも伝わり、全体的に信用を失うということになります。ローンなどを滞納している方が新規でお金を借りられなくなるのはこのためです。与信という仕組みがある以上、信頼される実績がなければ大きなお金を借りることが出来ません。重要となるのはクレジットスコアを上げることです。
クレジットスコアとは、簡単にいうとこれまでの返済実績のことであり、いかにお金を確実に返してきたかが試されます。クレジットカードを持っていても全く使用していないという方はクレジットスコアが低いので、大きな限度額に変更することが出来ません。たとえ缶ジュース1本でも毎月のようにカードを使用していれば、クレジットスコアは徐々に上がっていきます。そうして与信を高めることが大切です。
もちろん、返済できないような金額を借りてしまうと信用を失うので、その点には注意しながら利用していくことがとても大切といえるでしょう。