「与信」は読んで字のごとく、与えられた信用のことを指します。付き合いのある人であれば、その人の性格を知っていたり、どこに住んでいるか、どんな家族構成化なども知っていたりします。その中で相手を信用することができるかどうか判断できるでしょう。本人以外にも関係している人と連絡が取れる、というのは、相手を信用するかどうか判断する上でも重要な要素の1つになります。
様々な社会活動の中では、相手を信用できる人物かどうか判断することは難しいです。特に付き合いのない相手を見定めるためには情報が必要で、例えば銀行やクレジットカード会社の場合は、個人の利用履歴が蓄積されている信用情報を元に与信判断を行い、契約しても大丈夫な人か決定しています。銀行やクレジットカード会社が使っている信用ネットワーク以外にも、自社内に情報を蓄積しているケースもあります。最近では大企業が様々な分野で事業を展開していることも多いため、グループ内で情報を共有していることもあるでしょう。
与信を得るのは難しくても、信用を失うのは簡単です。クレジットカードやローンの場合は、延滞することで簡単に情報に傷がつきますし、共有されている情報上に信用を失うような記録が残れば、様々なケースで悪影響が出てくるでしょう。資本主義社会では信用はとても重要なものになりますので、便利な生活を送りたいのであれば、信用を失わないように注意しながら社会活動を行っていく必要があります。