住宅ローンは数ある借り入れの中でも審査が最も厳しいと言われているローンの1つです。金額が高額になることも多く、住宅購入で一番重要なのは家の価格ではなく、どこの金融機関とローンを組むかだという声もあるくらいです。そのような審査の厳しいローンの契約をするためには、対策をしてから望むのが良いでしょう。クレジットカードやカードローンには利用できる枠が与えられており、与信枠や限度額と呼ばれます。
与信枠はその人の信用の度合いを測るメーターでもありますが、高額な枠があればそれだけ借金をすることが可能ということになります。住宅ローン契約前に必要以上に与信枠があると、契約後に多額の借金をされる可能性があり、審査に通りにくくなります。そのため使っていないカードがあった場合は住宅ローンの申し込み前に解約しておくと良いでしょう。ただしこれから申し込みをしようと思っている金融機関のクレジットカードやローンは残しておいた方が良いです。
取引実績の積み立てに使うことができ、利用実績があることで有利に契約を進めることができる可能性があるからです。信用情報を紹介すればどこの会社を利用しているのかもわかるため、なるべく金利が高い消費者金融や信販系のローンは解約しておくのがベターです。複数の利用がある場合も多重債務としてみなされる可能性があるので、1枚にまとめるなどの整理をすると良いです。解約後もしばらくは信用情報にデータが残るので、将来的に住宅ローンの契約を検討している場合は、早めに整理に着手するようにしましょう。