クレジットカードやカードローンの与信審査では、様々な項目がチェックされます。信用情報には利用履歴や事故履歴以外にも申し込みをしたことも記録として残るため、あまりに申込件数が多いと支払い能力に疑問が生まれ、審査を通過できなくなる可能性が高くなります。仮に契約ができたとしても急に与信枠が増えて利用が重なると、支払い能力が圧迫されることもあるので気を付けなくてはなりません。申し込み情報は半年間記録が残るため、短期間の申し込みは1~2件程度に抑えるのが良いでしょう。
数を打てば当たるというものではなく、逆に数をこなしてしまうと本来の状態なら契約できたような金融商品も、契約ができなくなるのです。一回落ちてしまった金融商品でも、半年程度時間をあければ、再度申し込みをすることもできます。どうしても契約したい場合は本命を1社、絶対に与信審査に通過できそうな会社を1社に絞って申し込むのが良いです。そして別の会社に申し込むのも3か月程度は間をあけるようにしましょう。
たくさんの申し込みで審査に通過できない状態を申し込みブラックとも呼びます。一度この状態になってしまうと時間が経たないと解決しません。特に転職前のように、自分のスコアが下がる前に急いでカードの契約をしたいときは申込数が増えてしまいがちです。転職することが決まっている場合は、なるべく早い段階で契約を取り付けるようにし、短期間に集中させないのがコツです。