ここ数年で即日審査、即日融資を謳うような金融機関が増えていますが、これを実現しているのはオンラインで与信の審査が行えるようになったのが主な理由です。過去の借金、クレジットカードやローンの利用状況、返済の可否などの情報は、各都道府県に設置されている信用情報機関で厳重に管理されています。与信情報は大切な個人情報のひとつで個人情報保護法により守られていますが、クレジットカードやローンをオンラインで申し込んだ場合には、その金融機関が信用情報機関のサーバーにアクセスすることを同意するチェックボックスをオンにするなどして許諾すると、瞬時に与信の審査が行われます。ここで過去に借金の返済が滞った、自己破産をしたなどの記録が残されていれば多くのケースで即審査に落ちてしまいますが、何ら問題が無ければすぐさま合格になり、クレジットカードの発行やローンによる融資が行われるという仕組みです。
同時に行われる本人確認では運転免許証やマイナンバーカードを提出すれば、こちらも同意することでサーバーにアクセスし瞬時に本人確認が完了します。これらのデジタル化により、以前は主流だった紙の書類に記載された事項を担当者の目視で確認するケースは皆無となりつつあり、最短ではほんの数分での審査が完了します。このようなシステムの恩恵を受け、ある日突然お金が必要になるなどした際に即日融資が可能になるなど、多くの人々の暮らしや業務を支えています。