FXをはじめるときには、専門の業者に口座を新規開設する必要がありますが、申し込みをすればすぐにでも口座の開設ができるというものでもありません。実は銀行口座のようなものとは違って、開設に先立つ審査があるのです。この審査に関してですが、短い場合には当日中に終わって、あまり時間をかけずに口座の開設に至ることができますが、そうでない場合には、何日か待たなければならないということもあるのです。FXの口座開設にあたっての審査については、どのようなポイントを確認するのかについてはおおやけのものとはなっていませんが、基本的には投資経験や資産状況などが重要になってくると考えたほうがよいでしょう。
まず、FXというのは銀行預金のようにリスクがいちじるしく低い金融商品ではなく、場合によっては証拠金を失う可能性があるものです。もちろん、注意深くリスク管理をして、証拠金を守ることを徹底していれば、大きなリターンを得られるものですが、たとえば資産がそれほどないのにもかかわらず、生活に必要なお金をすべてFXにつぎこんで、しかも投資に失敗してしまうということもあるわけです。こうしたことを防ぐために、かならず余剰資金の運用にあてるためということが、取引開始の条件になってくるわけです。また、過去に金融商品をもって投資した経験が浅く、リスク管理が徹底できないような人というのも、やはりFX口座の開設にふさわしいかという点からみれば、望ましくないといえるでしょう。
当然ながら、口座開設にあたっての申し込みの時点で、過去の取引歴を申告する欄がもうけられています。